組み立て簡単な「ボルトレス」のスチールラック。メリットと厳選商品をプロが紹介!

という理由で買うのをためらっている方もいるのではないでしょうか。たしかに、スチールラックは大型の家具のため、多くの部品をたくさんの工程を経ながら組み立てなければいけません。
とはいえ、近年ではこうした苦労を軽減するために「ボルトレス」のスチールラックが発売されています。文字どおりボルトが少ないラックのことです。

そんな方のために今回は、スチールラック専門店の当店で3,000件超のお客様対応をしてきたスタッフが、ボルトレスのスチールラックのメリットを解説。厳選したおすすめの商品も紹介します!疑問が解消されて、納得のお買い物と収納ができるようお手伝いいたします!
ボルトレスのスチールラックを選ぶメリット
①組み立てが簡単
ボルトレスのスチールラックは、ネジを回す部分を最小限に抑えて組み立てられるタイプの商品です。そのメリットは、なんといっても組み立てが短時間で簡単にできるところでしょう。
ラックを組み立てる際は、ボルトをいちいちドライバーやレンチなどで締めなくてはならず、なにかと苦戦を強いられます。どれだけ熟練した職人でもボルトをきっちりと締めるにはそれなりに時間がかかるので、素人ならばなおさら手間がかかるはずです。
一つだけならともかく、大型の家具となると何十本ものボルトを扱う必要があります。結果、ボルト式のラックを組み立てるには1時間を超えることも珍しくありません。
その点、ボルトレスのスチールラックの一つ「ルミナス」はポールに溝がついており、そこにスリーブをパチッと装着。棚板の穴をポールに通し、スリーブの引っ掛かりに固定するだけで完成するなど、ネジ回しの必要なし!慣れていない方でも、30分程度あれば組み立てられるでしょう。
②ネジの紛失や緩みで悩む必要なし!
ボルトがたくさん多いラッでは、部品の紛失や締め忘れ、緩みなどの問題が発生します。そうした心配が要らないのも、ボルトレスラックの強みです。「作業中に一本ボルトが見当たらなくなり、組み立て自体を断念する」といったトラブルも、ボルトレスならば防げるでしょう。
③パーツの交換・追加が楽
パーツを追加・交換したい場合、ボルト式のラックでは取り付けたネジをいちいち外し、棚板を取り換えたら改めてボルトを締め直して…といった工程を経なくてはいけません。
一方でボルトレスならば棚板を下からハンマーで叩いて抜き、必要に応じてスリーブを外すだけで簡単に済ませられます。
また、スチールラックを使い続けているとボルトが錆びることがあり、定期的に交換しなければいけません。ボルトレスはこうした手間も省け、メンテナンスの手間がかからないのもメリットです。
ボルトレスラックを選ぶデメリット
ここまでメリットばかり取り上げてきましたが、ボルトレスにもそれなりのデメリットがあります。購入する前に、解決策も把握しておきましょう。
①組み立て方によって歪みがでることがある
スリーブ部分に棚板をしっかりはめ込んだり、シェルフの爪をポールの穴に引っかけたりすることで取り付けるボルトレスのラック。
決まった場所にきっちりネジ止めをして使うボルト式ラックと異なり、四隅を平行に入れられていなかったり、はめ込みが甘かったりすると歪みができてしまいます。はめ込みに、それなりの力が要る点にも注意が必要です。
なるべく2人以上で作業をして平行に棚が入るよう気を付け、力が足りない場合には専用のハンマーなども活用すると良いでしょう。
②ボルト式と比べてやや強度で劣る
金属のネジでしっかり固定するボルト式のラックは高い強度を誇り、地震などの揺れにも強いとされています。倉庫などの大容量の収納で使われることも多いです。
とはいえ、ボルトレスだからといって極端に揺れに弱いということはありません。しっかり地震対策をしたい方は、つっぱりパーツを追加するか、最初からセットになっている商品を購入すると良いでしょう。
③デザインが無機質で冷たい感じがする
ボルト式のラックは金属だけでなく木製のものもあり、インテリアに馴染みやすいでしょう。しかし、ボルトレスのスチールラックは金属でできており、無機質な印象に。
銀色のメタリックさが苦手な方は、昨今増えてきているカラーラックや棚板の一部分のみ木製になっているもの、後付けできる木目のシートなどを活用しましょう。
ボルトレスのスチールラックの選び方5パターン
先述のとおりボルトレスのスチールラックはデメリットがあるものの、それ以上にメリットが多い商品です。でも、これまでスチールラックに縁のなかった方は「どんな風に選べば良いか」ピンと来ないのではないでしょうか。


なんてことがないよう、どんな商品がご自身に合っているか知っておきましょう。ここからは、ボルトレスのスチールラックの選び方と、おすすめの商品を紹介します!
サイズで選ぶ3選
まずスチールラックを選ぶポイントのひとつが「サイズ」です。スチールラックのサイズを決めるときには幅、奥行、高さを確認しなければいけません。自分の部屋にスチールラックを置く場所が決まったら、置ける幅や高さがどのくらいか、メジャーを使って計測しておきましょう。
ただし、ラックのすぐ近くに扉やクローゼットなどがある場合には、干渉しないかどうかも考慮することが必要です。
ぴったりサイズにこだわる方におすすめしたいのが、国内のスチールラックシェアでNo.1の「ルミナス」ブランド。なかでも、横幅のサイズにおいてサイズ展開が豊富な商品を注目してみましょう。
【横幅5cm刻みのルミナスライト】
横幅が35cmから85cmまで、なんと5cm刻みでサイズがそろっています。高さも120cmから180cmまであるため、ニーズに合わせて理想の大きさで選べるでしょう。

【隙間収納にぴったりなルミナスフィール】
さらに薄型のラックがほしい場合におすすめの商品です。厚み20cmのワゴンがあり、キッチンなどのスペースが限られている場所に置くにはうってつけです。

また、横幅が広く奥行きが20~30cmの商品も。こちらは本棚として使うのに便利です。

コスパで選ぶ2選
スチールラックで主流となるのが、1~3万円前後の商品です。もちろん一度買ってしまえばその分だけ便利に使える商品ではありますが「なるべく安く、それでいて利便性も高い商品はないか」と考えている方もいるでしょう。
ここでは、コストと機能性のバランスが良い商品を見てみましょう。
【コスパで選ぶならメタルルミナス】
棚耐荷重が80kgと、他のルミナスシリーズと比べても軽く設定されています。それでも家庭用の収納であれば、十分なスペックといえるでしょう。ご自宅で一般的な使い方をする分には耐荷重をオーバーする心配は、まずありません。
耐荷重を下げてコストを抑え、安い値段を実現。一方で防錆やカスタマイズ性、シェルフの数などは他のスチールラックと同様であり、依然として使い勝手がよい商品です。
①ポール25mm径でがっちり支えてコストもカット

②ポール19mm径でもっと軽くリーズナブル

拡張性・カスタマイズ性で選ぶ
スチールラックの大きな魅力のひとつは、一度組み立てても比較的簡単にシェルフなどを取り外しできる点です。最初は気に入って買ったものでも、時間が経つと飽きてきたり用途が変わったりすることもあるでしょう。
そういう時にシェルフのデザインや、つくりを簡単に変えられます。
最初は簡素なデザインのスチールラックを買い、後からその気になったらカスタマイズするといった選び方をしても良いかもしれませんね。
特にルミナスシリーズは、そのパーツの豊富さでおすすめしたいボトルレスラックでもあります。
【ルミナスパーツ種類】
・サイド部分に引っかけて小物を収納できるバスケットやフック
・棚を区切れるディバイダ―
・転倒を防止する突っ張り
・移動を可能にするキャスター
・網目部分からこぼれ落ちるのを防ぐシート
など、さまざまなパーツがあるため、活かしながら自分なりのスチールラックを組み立ててみるのもよいでしょう。
頑丈さで選ぶ2選
スチールラックはもともと丈夫に作られているものです。とはいえ使い方によっては「普通のラックには載せないような重いものも載せたい」といったシーンもあるでしょう。
特にガレージなど工具やアウトドアグッズなど重みのあるものを乗せたり、倉庫で大量の物品を管理したりするようなケースでは、頑丈な商品を選ばなくてはいけません。そこで頑丈さを優先して選ぶ場合に、おすすめの商品を見ていきましょう。
【頑丈で汎用性も高いルミナスレギュラー】
シェルフの耐荷重が250kgと、ルミナスシリーズの中でも抜群の丈夫さを誇ります。家庭はもちろん業務用で使用する場合にも、安心感がある商品です。
もちろん他のルミナスシリーズと同様に、機能面・カスタマイズ性を兼ね備えておりコスパも良いのがポイントです。

【プロから愛されるエレクター】
アメリカのレストランで使用されたのを皮切りに、世界中のプロフェッショナルに愛されてきたエレクター。
頑丈さに定評があり、なかでもベーシックシリーズはカラバリも豊富で家庭用でも使いやすい商品です。対して、スーパーエレクターは業務用で耐荷重も250kgまで対応できます。
ラック専門店の当店では「なかなか壊れないから買い替えまで余裕がもてる」というお声がよく聞かれるブランド。劣化による買い替えではなく「他でも使いたいから買い足したい」といったリピーターの方が断然多いブランドです。

デザインで選ぶ3選
ボルトレスラック、スチールラックの最大の弱点ともいえるのが、デザインの簡素さ、無機質さです。
天然素材でそろえたナチュラル系のお部屋や、ダークトーンで作り上げた重厚感のあるお部屋に置くには、やはり普通のスチールラックはふさわしくないと言わざるを得ないでしょう。
でも昨今では、デザイン性も重視した商品が続々と登場しています。便利なスチールラックを使いたいけれど、ごつごつとしたデザインはあまり好きでないという方はカラーラックのラインナップも見てみると良いでしょう。
【ホワイトがまろやかなルミナスラテ】
ラック全体がホワイトでデザインされているため、よい意味でスチールラックらしくない柔らかな雰囲気を醸し出しています。可愛いお部屋にも違和感なく溶け込みやすいのがうれしいところです。

【シックにキマるルミナスノワール】
黒光りしないブラウン×カーキがかった渋みブラックに人気が集中。ハンマーで叩いたような凹凸ハンマートーンが、味わい深いシリーズです。ガードレールに使われる「粉体塗装」を施すことで錆びにくく、お気に入りの渋い風合いがずっと続きます。

【デザインで差をつけるメタルシステムユニラック】
スチールラックらしからぬ洗練されたデザインで、お部屋やオフィスに置くだけで一気におしゃれ見えするイタリア発祥のメタルシステム。「しょっちゅう買う物でもないし、どうせなら他と差がつくおしゃれなインテリアとして取り入れたい」そんな方におすすめの商品です。

まとめ
ボルトレスのスチールラックは、シンプルな商品ながら日々進化を続けている商品です。
防さびや耐久性、カスタマイズ性など、便利で心強い機能面にぜひ着目してみてください。また、デザイン性が格段にアップデートされた商品もありますので、見た目を重視しても良いかと思います。
ホームセンターなどにも出回っているので、実際の質感や使いやすさもチェックしてみてはいかがでしょうか。
また「忙しくてなかなか時間が取れない」「もっと多くの品揃えの中から選びたい」という方は通販サイトにアクセスしてみて、どんなものがあるか体験してみるのもおすすめです。
たくさん選択肢があり過ぎて迷ってしまうという方は、プロのスタッフが相談にお応えしますので、こちらから気兼ねなくお問合せください◎

お客様の疑問や悩みが晴れて、もっと便利に使い心地良く収納できるお部屋になればうれしいです!

ライター。ヘルスケア・ワークライフの分野で、およそ10年執筆。
不安を「楽」「楽しい」に変えて暮らしを明るく…がライターとしてのモットーです!
インテリアを通して心とカラダを元気にすべく、情報をおとどけします♪