スチールラックのパーツはメーカー違いで使うと危険!互換性についてプロが解説!
スチールラックのポールや棚の買い足しをしたい際に、「メーカーはわからないけどサイズが同じであれば大丈夫か」という問い合わせをいただくことがあります。
実はメーカーごとに加工工程の差などにより、同じサイズ・ポール径であったとしても互換性はありません。
サイズや太さが同じように見えていても、形状の違い、耐荷重の違いなど、異なる部分が多く存在します。
たまたま組み合わせられても、使い続けていくうちに破損をしたり思わぬ事故につながります。
今回は、スチールラック専門店のスタッフが、スチールラックの互換性や、メーカー違いでパーツを使用する危険性について解説します。
この記事を参考に、スチールラックの互換性をしっかりと理解し、安心して使える知識をつけていきましょう。
スチールラックはメーカーによって互換性がない
先述したように、スチールラックはメーカーごとに互換性がありません。
メーカーによって
- ジョイントパーツ(ネジ)の形状の違い
- 耐荷重の違い
- 棚板の最下段の位置からポールの下端までの長さ
など異なる部分が多く存在します。
「ポールの直径は同じだし、メーカーが違っても普通にくっつけられたから使える!」という訳ではないため、注意が必要です。
互換性を無視し、違うメーカー同士でパーツや棚の組み合わせを行うと、スリーブがうまくはまらずかみ合わせが甘くなったり、指定の耐荷重よりも耐え切れずに壊れてしまう可能性があり、安心して使えるはずのスチールラックが一気に危険なものになってしまいます。
こっちのパーツの方が安いからと、追加して購入しても結果的に割高になってしまうので、メーカーごとで販売しているセット商品でお得に購入する方が安心安全です。
メーカーごとに異なるポイント
ここまでは、メーカー別でスチールラックを組み合わせた際に起こりうる危険性についてお話ししました。
ここからは、実際に見た目がよく似たメーカー2社のスチールラックを比較して、違いを確認してみましょう。
ポール
スーパーエレクター:上 ルミナスレギュラー:下
メーカーの違いで、ポールの溝の深さが異なります。
各社の製造したスリーブとしっかりハマるように作られているので違うメーカーのスリーブを合わせてしまうとうまく嚙み合わなくなってしまいます。
また、長さにも若干の差が生まれ、棚板が斜めになる可能性があります。
キャスター
スーパーエレクター:左 ルミナスレギュラー:右
メーカーによって、キャスターの車輪の大きさが異なります。
取り付けようと思っても、ネジの長さ、溝の深さが異なるため、しっかりとかみ合わず、老朽化が早まってしまいます。
キャスターでの移動途中に破損してケガに繋がる可能性があります。
スリーブ
スーパーエレクター:左 ルミナスレギュラー:右
見た目は非常に似ていますが、1ミリ程わずかに厚さが異なります。
その数ミリの誤差で天板を支えきれずに急に外れてしまう可能性があります。
棚耐荷重
スーパーエレクター:左 ルミナスレギュラー:右
棚耐荷重が同じ表記でも、スリーブとポールの溝の誤差によって生まれた隙間により、耐荷重を下回る場合でも接合部分が外れてしまう可能性があります。
まとめ
互換性を無視し、違うメーカー同士でパーツや棚の組み合わせを行うと、かみ合わせが甘くなったり指定の耐荷重よりも耐え切れずに壊れてしまいます。
同メーカー・シリーズの製品からセットで購入するか、買い足すことになってもしっかり確認して購入することが大切です!
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